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   試合結果  
 
 
  MAGNUM16 (その1)
 2008年03月09日(日) 東京・後楽園ホール

さあ、2008年初の伊原道場興行が開催された。場内は立ち見続出の大盛況だった。それもそのはずMAGNUMは去年より増して充実した対戦が組まれたからだ。今後もMAGNUMだけでなく新日本キックボクシング協会から目が離せない。来月にはこれまた業界でも注目のTITANS NEOSVが開催されるから非常に楽しみだ!!ではTITANS NEOSVにも出場する選手もいるので予習という意味でも今大会の試合内容をご覧頂いても面白いかもしれません。(その2はこちら)

4月20日(日) TITANS NEOSV 詳細は
こちら


 



第5試合 ウェルター級 3分3R

佑斗(日本ウェルター級6位) VS 土屋修平
勝者:土屋  1R0分43秒 KO


最近、著しい成長を遂げている土屋。道場内外でも彼の将来性を高く評価している声が沢山聞かれ

1R、土屋は得意のパンチで相手のキック攻撃をものともせず攻撃する。その後、一度離れたところからお互い仕掛けるタイミングを狙う。相手の右ストレートを少し顔に受けながらも土屋は右ストレートを出し、それをよけようとさばいている所に土屋の左フックが相手にヒット。一見まぐれのように見えたがよく見ると土屋の間合い、コンビネーション、集中力が顕著に優れていることが分かった。このシーンは僅か2秒あるかないかの瞬間であったがそこには今まで土屋が計算してきた練習のすべてが表れたように思われる。

土屋はこれで念願のランカーとなった。いやはや楽しみな選手だ。このまま王者目指して突き進んでほしい。



 
 


 


☆第7試合 ミドル級 3分3R

榊 克幸(日本ミドル級3位) VS 喜多村誠(同級5位)

勝者:榊  判定3−0 (3者 30-28)

喜多村も最近すごい勢いで成長している非常に楽しみな選手だ

1R、どこか前回までの勢いがない喜多村
がきになる。手足の長い榊選手にやりにくそうな喜多村。なんとかパンチで入り込もうとするが首相撲が多くなる展開に。時折キックも出す喜多村だがなかなかヒットしない。

2R、榊選手と喜多村のリーチの差がはっきりと戦いに表れてきた。喜多村がパンチでしかけると同時に相手は下がりながら右ストレートを出して喜多村にヒットさせる。普通、下がりながら出したパンチはなかなかヒットする距離にはならないが榊選手は別だ。いかに彼の間合いに入らないかがポイントになるのだろう。さらに、そのリーチの差は試合を支配していった。驚いたのは両者まるで口裏をあわせたようなハイキックが同時にヒットした時のダメージの大きさだった。打ち合いになっても、ヒジ出しになってもその差が悔やまれる。

3R、この回は相手の疲れが助けになり喜多村にいくつかチャンスが訪れた。キックやパンチをさかんんに出しながら間を少しずつ縮めようとしてだろうか両者かみ合うシーンが多かった。

試合後、気になったコンディションについて聞いてみたが彼は「男は黙ってサッポロビール」と言わんばかりにただ「次回はがんばります!」と無駄な言葉は残さなかった。次回きっとまたあの勇姿を見せてくれるに違いない。

 
 



 

☆第8試合 バンタム級 3分3R

王子(日本バンタム級3位) VS 田中義人(同級3位)
勝者:田中 判定2-0(29-29/30-29/30-29)

約1年半ぶりのサラリーマン田中が帰ってきた。しかも一階級上げての参戦だ。

1R、田中は俊敏で軽快なフットワークが魅力な選手だが今回はさらにその動きが機敏だった。一方、王子選手は重いパンチを持つハードパンチャー。両者キックよりパンチのボクシング試合となる。途中、田中の挑発が優位に働き相手を翻弄させる。しかし、両者の打ち合いは非常に見応えがあった。

2R、パワーでは相手が上だと分かっての田中の挑発が続いた。それにあきれる王子選手。王子選手には自分の理想の戦いがあるのだろう。熱くなる二人。両者の打ち合いはやはり止まらない。一発のパンチの重みは明らかに王子選手が上だ。しかし、心理戦では田中が一枚上手だった。

3R、田中はさらに相手を翻弄し試合を支配していく。相手があきれて力が抜けたところをスーッと入り込みパンチ、キックで攻撃する田中。やはりパワーはなくても翻弄して攻撃を続ける田中の方に見栄えがあるのは事実だった。

明らかにパワーで勝っている相手をどのように負かすのか?その答えの一つがこの試合にあったように思われる。戦国の武将も強い相手に心理戦を用いたことはよく聞く話だ。

 
 


 


☆第9試合 ライト級 3分3R

石井達也(日本ライト級3位) VS 中尾 満(同級5位)
勝者:石井 2R 1分41秒 KO


伊原道場の秘密兵器、中尾は最近格上とばかり対戦している。それだけ期待が大きいのだろう。

1R、ムエタイのような動作をする中尾。一度反撃が始まるとつぶすように攻撃するムエタイ流の何かを感じさせる中尾だ。しかし、相手は名門藤本ジムの精鋭石井選手だ。中尾に思うような攻撃させないだけでなく、すきを見せずに攻撃してくるところはさすがだ。結局この回は石井選手の押しが目だって終了。

2R、石井選手のパンチとキックのコンビネーションやパンチ連打が光る。何か石井選手の戦いには一つ一つに意味があるものを感じた。そんな中、中尾はローキックで応戦。そしてしばらくして、中尾の右のフックを見切って右のフックでダウンを奪う石井選手。

果たして中尾のムエタイ流は今後どこまで進化して行くのか、どのように自分流にしていくのだろうか次回に期待したい。

 
 
 
 
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