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  BRAVE HEARTS 4
 2007年1月21日(日) 東京・後楽園

今年始めての興行BRAVE HEARTS 4は立ち見が続出するほどの大盛況であった。ほとんどの王者が参加し中でも日本屈指のテクニシャン石井王者が苦戦を強いられる名勝負があるなど実に見応え十分な試合が多かった。そんな中、伊原道場の深津王者、菊地王者、土屋と3人の精鋭達が試合を盛り上げたのでその模様をお届けしよう。


↑写真1 ローキック
↑写真2 右ハイキック
 

☆第6試合 日本ライト級 3分2R

川崎亮(尚武会)     VS     土屋修平

勝者 土屋 判定3-0
(ジャッジ20-16/20-16/20-14川崎1Rに右ローキック、2Rに右ハイキックでダウン)

今回の土屋はすばらしかった。川崎選手はパンチを得意とし、かなりトータル的にもすばらしい選手という印象があっただけに土屋がどのような試合運びをするか楽しみだった。

1R、土屋のローキックで始まり躍動感溢れるフットワークとパンチコンビネーションで相手を追い込む。川崎選手もパンチの得意な選手だ土屋に果敢に攻める。ただ、今回の土屋には何か押し迫る勢いがあった。そして、強烈なローを出すことで相手に思うような攻撃をさせず、中盤には叩き切るようなローでダウンを奪った。(写真1)その後も土屋がローを出し続け押して終了。

2R、川崎選手は得意のパンチで応戦するがローのダメージが大きかったのだろうかほとんどキックは出さず逆に土屋のじわじわとしたローキックだけが光っていた。 その後、土屋はハイキックでダウン(写真2)を奪うが、その後に勢いがなくかなり疲れている様子だった。結局両者混戦の中終了したがこのラウンドも土屋のキックが特に目立つ内容となった。

試合後土屋は 「今日はキックで行こうと思ったんです!!」と照れながら答えてくれた。パンチのイメージが強い土屋だったがこれでまたキックの何かを掴んだことだろう。今後が非常に楽しみだ。


 
 


↑写真3  ヒジ
↑写真4  空を切り裂くアッパー


 



☆第9試合 日本バンタム級  3分3R

深津飛成   VS    阿部泰彦(JMN)

勝者 ドロー 
(ジャッジ28-28/28(阿部)-27/28-28
阿部2Rに左ストレート、深津2Rに右アッパーでダウン)

 
格闘メッセンジャーが帰ってきた。今回はどんな深津飛成を見せてくれただろうか。

1R、一つ一つの技が重い深津の攻撃が見ることが出来た。深津は変速的なパンチを出すが阿部選手のしっかりとした防備でなかなか鎧を崩すことが出来ない。しかし、獲物を捕らえる猛獣のような鋭い目で隙を狙う深津は殺気だっていた。阿部選手も隙をなかなか見せず、回り込みやローキックで上手く対処しているように見えた。結局両者はほぼ様子見で終了。

2R、深津を遠ざけるように阿部選手がキックを中心に攻撃し始めた。深津が入り込もうとすると前蹴りやローキックで対処してくる阿部選手。そうかと思えば間を詰めてパンチで攻撃してくるなどなかなか深津の思うようにはさせなかった。しかし、阿部選手が間を詰めるのを深津は見逃さなかった。そこにカウンター的なたてヒジで相手を突き飛ばしダウンを奪う。(写真3)しかし、その後逆に阿部選手の巧な左ジャブからの右フックでダウンを奪われる深津。その後若干危ない場面も見られたが無事終了。

3R、両者攻撃を仕掛けても思うような決定打に至らない。阿部選手は離れていればキックで、接近すればパンチコンビ、深津が間をつめ仕掛ければそれを跳ね返すようにパンチからローと多彩な攻撃をしてくるが、さすがに決定打にさせない深津もいた。結局、混戦の中終了。

1Rに蘇我選手戦の時に見せた今にも獲物に襲いかかる猛獣のような深津が若干見受けられたが、まだ何か完全に復活していないように思えた。次回は完全なる深津飛成を大いに期待したい。

 
 


↑写真5  混戦する技
↑写真6  ローキック
 



☆第12試合 日本フェザー級  3分3R

菊地剛介    VS    蘇我英樹(市原)

勝者 ドロー (ジャッジ3人とも29-29)

階級を上げてパワーが増した蘇我選手をどうやって菊地が戦かうか楽しみにしていた人も多いであろう。

1R、とてつもない気迫で襲い掛かる蘇我選手。始まってそうそう菊地の頭が揺らされる。その後も頭を揺らされる場面も多かったが意外にも冷静にローを随所に出しながら対応している菊地がいた。蘇我選手の豪腕を寸前のところで交わしているところを見ると菊地に大きなダメージはなさそうだったが相手の気迫が勝っている印象を受けたラウンドだった。

2R、先ほどの勢いはないものの豪快なパンチを振る蘇我選手。菊地も負けじとパンチで応戦するため蘇我選手も一方的なパンチ攻撃が出来ず、一呼吸してから攻めてくるようになった。菊地は接近戦で交わった後にローキック、間をおいたところからもローキックとじょじょに得意のローを出し自分のペースを掴みかけたが早くも終了してしまった。

3R、完全に先ほどの勢いがなくなった蘇我選手。豪腕ぶりは健在だったがかなりパンチの精度が落ちていた。そのため、菊地に当たってもその効力はなく、逆に菊地の安定したローが終始出ていた。菊地はところどころ相手を転がして疲れさせ上手く対処していたのだろう。

しかし、菊地の戦法というのはつかみ所がなく相手にとっては非常にやりにくいのだろうと改めて感じた試合だった。

 

 
 
 
 
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