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  MAGNUM12 (詳細内容その2)
 2006年10月22日(日) 東京・後楽園

最近の快晴続く天気に終わりを告げ、新たな季節が訪れようとしていた。SKBの試合も新たな幕を予感させるような内容だったのではないだろうか。今回の試合内容は本当にシビアだった。どの試合もお互いの意地のぶつかり合いで負けるものかの精神で甲乙しがたい攻防が繰り広げられた。伊原道場からは10の戦士が選ばれ、どれも密度の濃い戦いだったので詳細内容を2回に分けてお届けしよう。
前半の試合内容はこちら→詳細内容その1


写真1  狙いは見事だった

写真2  ヒジで応じるクリス
 

☆第9試合 セミファイナル 日本ウェルター級
  3分3R

正木和也王者(藤本)  VS  クリストファー・メルテンス
 
勝者 ドロー
(ジャッジ=29-29/30(クリストファー)/29/29-29)

前回の井場(当時王者)選手の時の屈辱を見事に跳ね返したクリスはすばらしい戦いを見せた。

1R、両者キックを中心とした様子見から始まる。クリスがサウスポーだからだろうか、正木王者がやりずらそうに見えた。しかし、じりじりと圧力をかけ攻撃のチャンスを伺う。そんな正木王者を誘うようにクリスはカウンターを狙っていた。クリスは詰め寄られ行き場を失わないようしっかりとリングに周りこんでいたため、正木王者からのキックやパンチをもらわず終了。

2R、正木王者は一発が重いパンチを入れるようになってきた。クリスはねじ伏せるようなヒジで応戦し懐にいれないようにする。それでも、正木王者は入り込み右左と嵐のようなフックで襲いかかる。クリスはヒジを入れようとするが若干身長差のある相手の頭をスルーしてしまう。クリスは詰め寄りに対して前蹴りで対応。キック、左ジャブからの右ストレートで正木王者の頭を揺らす場面(写真1)もあったがずれていたため決定打にならない。両者決定打もなく終了。

3R、クリスの身長差を利用してボディーを入れる正木王者。さらに王者はボディーからフックで懐に入る。しかし、クリスはヒジを連発。(写真2)それにより王者の額カットでドクターチェック。再開後はクリスがヒジで猛攻するが何事もなく終了。

前回の時と比べて明らかに対応が上手くなっていたクリス。王者相手にすばらしい健闘を見せた。


 
 


写真3  絡み合うパンチ

 

☆第10試合 セミファイナル 日本ヘビー級 3分3R

内田ノボル王者(ビクトリー)   VS   嚴士鎔
勝者  ドロー (
ジャッジ=3者30-30)
 
両者が登場した時の王者の貫禄はすごかった。ズシリとした厚い体系。嚴との差に不安がよぎったが。。。。

1R、その巨体とは裏腹にローキックを連発する王者。嚴は冷静に様子をみる。そして、ワンツー、右ローキックから左フックとリングをいっぱい使った勢いのある攻撃をした。両者一発ヒットすれば大変な打撃だ。食い入るように見る両者から出たフックは綺麗に絡み合う場面も。(写真3上)両者組合でなかなか決定打もなく終了。

2R、積極的にパンチを仕掛ける王者。よけてフックを出す嚴。絡みつく腕。(写真3下)一歩も譲らない両者の攻防が続く。さすがヘビー級、一つ一つの攻撃やよけが豪快だ。しっかりと王者の出方を見極めて反撃する嚴はすばらしかった。王者のジャブを見定めてパンチを突き出す場面も。決定打はないもののその一動作の上手さに安心感さえ覚えた。

3R、 思うようような攻撃ができない両者は少し倒し急ぐ場面もあった。そして掴み合いへ発展する。それにより若干嚴の顔に疲れが見え、王者にはあせりの顔が。しかし、決定打なく終了。

タイトルマッチの場合は5Rある。嚴にさらなる勢いがあれば充分見込みがあると分かった収穫ありの内容だったのではないだろうか。是非ともがんばってほしい。今後への期待は大きい。

 
 
☆第11試合 セミファイナル 日本バンタム級 3分3R

深津飛成   VS   大川俊彦(トーエル)
ドロー(ジャッジ=3者30-30)     

 

メッセンジャーは無言で去った

リングに居られないほど

それが試合内容を物語っていた

だからこそ

次の深津飛成が見たい



人は極限状態になると、いてもたってもいられない行動をする。してはならないと分かっている状態を通り越して。

※深津はその後「本当にごめんなさい。本当に・・・・・」と切実な思いをブログで綴っている。
 


写真4  ↑ カット前のヒジ

写真5  ↑直球
 


☆第12試合 メインイベント 日本ライト級 3分3R

石井宏樹王者(藤本)   VS    中尾満
勝者 石井 (ジャッジ=3者30-28)
 
日本屈指のテクニシャンはやはり強かった。中尾は初黒星となったがそんな石井王者と対戦出来てさぞかしうれしかったことだろう。内容は実に濃かった。

1R、真っ向から勝負する中尾。それに応える王者。中尾のパンチがヒットする場面もあったが決定打にはならない。前半の中尾は実に集中していて申し分ない王者相手に互角の攻防を繰り広げた。しかし、緊張が緩んだのだろうか王者の右ローキック、ジャブからの左フックがヒットしてから状況は一変する。王者の怒涛の攻めで危ない場面も見られたが無事終了。

2R、果敢にも勝負を挑む中尾。真っ向からのスタイルは変わらない。王者の巧みな変化ある送球に対しても中尾は応えた。カウンター気味のフックにより頭を揺らされる場面も。しかし、中尾は王者をカットさせる程のヒジ(写真4)を駆使し、首相撲へと発展させていく。これにより中尾のヒジが光出し、王者の攻撃を封じる。

3R、中尾の直球は続く。攻撃からの反撃も直球だが(写真5)王者の巧な間の取り方やよけで決定打にならない。王者は上手かった。ローキックで中尾の直球を誘って左フックを入れる。これによりまた展開が一変するが中尾の最後の力を振り絞った攻撃で場内は盛り上がる。しかし、タイムオーバー。

試合前の一言で兼子ただし選手が言っていた通りの展開になっていたのではないだろうか。
中尾の王者相手に堂々とガチンコ勝負をしたことは賞賛に値することだろう。中尾流の直球勝負を是非極めてもらいたい。
















 
 



 王者返り咲き

 

第13試合 メインイベント 日本フェザー級王座決定戦 3分5R

菊地剛介    VS     小原祥寛(藤本)
勝者 菊地  判定2-0
(ジャッジ=50-28/50-50/50-48)
 
菊地剛介返り咲きおめでとう!!

詳細はブログでお届けしよう。







 

 
 
 
 
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