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  スパーク〜魂の閃光
 2006年10月8日(日) 明保野市体育館

最近の興行時の天候はとても良かった。しかし、今日の宇都宮はいつにも増して素晴らしい天候であった。済んだ空気が空をよりいっそう青くし、日光がまぶしいほど降り注ぐといった感じだ。また、試合時には勝敗に関係なく選手に惜しみない拍手を送るなど宇都宮の方達の人柄を感じさせるものであった。伊原道場からはなかなか見られない貴重な素晴らしいタイ人選手の戦いを見ることができたので内容をお届けしよう


写真1,2 ↑よけてハイキック
写真3  ↑ローキックが始まる

写真4 ↑ローキック嫌がる
 

☆第11試合 日・泰ミドル級国際戦 3分3R

榊克幸(トーエル)  

日本ミドル級5位
VS
シン・ノッパデッソーン      
泰国ラジャダムナンスタジアムウェルター級王者

勝者 ノッパデッソーン  判定3-0   
(ジャッジ=30-29/30-27/30-28)

先日、泰国ラジャダムナンスタジアムウェルター級王者に返り咲いたノッパデッソーン。戦績は133戦106勝(25KO)20敗7分ととんでもない経験と勝率を持つ。リングに上がっても極めて自然体でまるで生活の一部のような様相であったことが驚きだった。王者たるものその風格で相手を圧倒するものだがノップに限ってはそのようなことはない。

1R、榊選手は王者相手に堂々としており、静かにノップの出方を見て右ミドルキックを入れる。それから両者キックを中心とした攻防。ノップはガオグライの様に榊選手のハイキックをよけ、すぐに豪快なハイキックをお見舞いする。(写真1,2)ノップのローやミドルがガツンと光る場面も。しかし、榊選手はノップのキックからの足を掴み足払いして貫禄を見せる。両者パンチ攻撃も若干あったがほとんど当たらずキック中心の攻撃で大きなダメージもなく終了。

2R、両者少しペースアップのキック中心の攻防。じわじわノップの榊選手左足へのローキック攻撃が多くなる。(写真3)ノップのロー、ミドル、ハイキックは決定打はないもののとにかくすばらしい形であった。


3R、ノップのローキックに対し嫌がる榊選手が目だつ。(写真4)それでも榊選手は果敢にキック、パンチ、ヒジなのどで応戦するが・・・・キックの精度は完全にノップが勝っていた。

試合が終わっても何か照れくさそうなノップ。榊選手を称えるなんとも言えない彼の人柄がまぶしかった。


 
 


写真5

 

☆第12試合 日本ミドル級 3分3R

昇平(宇都宮尾田)   VS     
馬場健 
日本ミドル級6位         日本ミドル級6位
勝者 昇平 2R 1:22 KO (3ノックダウン)

 
悔しい試合と残念な試合とはなんんだろう。残念な試合とは良い戦いをしても一歩二歩及ばなかったことで、悔しい試合とは気持ちで負けてしまった事を言うのだろうか。

1R序盤、馬場のパンチ、ローの勢いのある姿勢を感じたが、(写真5)それからすぐ後に昇平選手のロー連発に馬場の闘争心がなくなってしまった。それから、2RのKOまではほぼ一方的な昇平選手の怒涛のローキック攻めとなる。

以前道場関係者からこんなことを聞いた。

「一度でもやばいと思ったらもう負けだよね」

会長曰く

「お前は良い腕を持っているんだ!!だけど気持ちで負けている!!それだけだ!!」

馬場は平静本当に良い顔している。だから、気持ちで勝てば必ずすばらしい選手になると思う。

この悔しさをバネに次回生まれ変わった馬場を是非とも期待したい。


 
 


写真6 ↑ドクターチェック前のヒジ
写真7 ↑思わず笑う試合中のオームシン
 

☆第14試合 日・泰ミドル級国際戦 3分3R

山崎銀次郎(宇都宮尾田)
日本ミドル級2位
  VS   
オームシン・シットクヴォンイム

ドロー(ジャッジ=オームシン30-29/29-29/29-29)

 
オームシンはパンチ良し、キック良しバランス感覚抜群で模範的な戦士というのが印象だ。今回はかなり調子が悪かったオームシンだが、さすがは元王者そんな様子は見せない。

1R、山崎選手の「やるぞー!!」といわんばかりの勢いで始まる。山崎選手はパンチで行こうとするとするがオームシンの強烈なヒジが帰ってくる。キックを出してもなかなかオームシンに当たらず逆にローをもうらうなど徐々に山崎選手の手足数が減ってくる。オームシンに何をしても効果のある攻撃を作り出せないのだ。一方、オームシンは全て見切っており隙あらば強烈なヒジ、ワンツー、ローとどれをとっても一級品の反撃をする。ただ、大きな決定打は両者なかった。

2R、山崎選手のパンチも威力があってすばらしい。だから本人もどうしても得意のパンチで打撃を与えたいのだろう。接近戦によるパンチを望むがオームシンはヒジで対応。途中、首相撲からの強烈なヒジ(写真6)で山崎選手右眉上カットで一時ドクターチェックが入る。しかし、山崎選手のパンチもオームシンの顔を揺らす場面も何回かあった。流れはオームシンにあったことは確かだった。

3R、山崎選手は完全にパンチで戦う。オームシンは相変わらずヒジ。それにより、今度は右額上から出血でドクターチェック。その後それでも山崎選手はパンチにこだわり応戦。最後は山崎選手のパンチの嵐で勢い増すがオームシンは笑いながら逃げその上、「全然聞いてないよ」のジェスチャーをとる。まるで子供のパンチを笑いながら対応している大人みたいな光景だった。(写真7)山崎選手の強烈なパンチをもらっているはずだがオームシンには全く効いているようには見えないのが不思議だ。


 

 
 
 
 
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