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 MAGNUM11
 2006年7月16日(日) 東京・後楽園ホール

今回の伊原道場興行は今まで以上にすごいことになった。なんと、引退したと思われた伊原信一会長がリングに上がり現役チャンピオンと一戦を交えたではないか!!ただの試合ではない強烈なエンターテイメント性を兼ね備えたこの幻の戦いで場内は大いに盛り上がる。(詳細後日ブログ掲載)それだけではい。深津対蘇我のタイトルマッチ戦は近年の人気格闘技大会をも上回る質の高い内容であった。(詳細後日ブログ掲載)多くの格闘大会をテレビで見てきたがここまで本物で魂を揺さぶられた試合を最近見たことがない。新日本キックボクシング協会興行のすごさを改めて感じた大会だった。


↑強烈なヒジ

↑左ストレート



 

第2試合 日本ミドル級 3分2R

喜多村誠 VS 佐藤勇太(横須賀太賀)

勝者:喜多村  判定3-0(ジャッジ=3者20-16。 佐藤は2R、左ストレートとパンチ連打でダウン2)

1R、喜多村の挨拶代わりのキックで始まる。秘めた闘争心で喜多村はじりじりと相手を押す。佐藤選手の長身から繰り出されるパンチや蹴りはなかなか喜多村を捕らえることが出来ない。逆に喜多村のしぶといパンチとキックが佐藤選手の腰の引けた前のめりの体勢を作り出し、攻撃しやすい状況にさせる。佐藤選手も必死に体勢を整えようとキックで応戦するが喜多村の秘めたパワーに押される。中盤ではにぶい音を立てて喜多村の強烈なヒジが相手に入る場面も。(左上写真)

2R、喜多村の秘めたるパワーが炸裂する。佐藤選手がパンチを出そうとガードを空けたその隙間を喜多村が左ストレートでダウンを奪った。(左下写真)その後、佐藤選手は搾り出すような必死なパンチをだす。時折喜多村にストレートが入るが、もはや喜多村の怒涛の攻めに成すすべはなく審判のダウンストップと同時にゴングが鳴り試合終了。

喜多村は明らかに優勢であるのにも関わらず判定待ちでスクワットをしてまだまだいけるぞアピールをする。そして、判定勝利を収めリングを降りてもまだ腕立て伏せをしているのであった。

彼には今後、1大会に2試合ぐらいさせてあげないと可哀そうである。



 
 

会長の喝ビンタ

右ひじ

 

第6試合 日本ヘビー級 3分3R

國吉(治政館) VS 嚴士鎔
勝者:嚴
判定2-0(ジャッジ=29-29、30-29、30-29)
 
1R、國吉選手の軽快なフットワークからはじまり両者パンチの攻防が続く。しかし、早くも國吉選手の軽快な足は止まり、冷静な嚴のローキックとパンチ攻撃が目立つが両者お互い大きなダメージもないまま終了。

2R、 國吉選手の積極的なパンチ攻撃ではじまる。それにより嚴の頭にヒットする場面が幾つか見られた。しかし、またしても國吉選手の足が止まり嚴が冷静に対処して行く。後半、國吉選手のパンチによる攻めが目立ったが1R同様両者の攻撃によるダメージはあまりなかった。

2Rと3Rの休憩時に見かねた伊原会長は嚴に歩み寄り、叱咤激励の平手打ちビンタをお見舞いする。(左上写真)

3R、両者の体力消耗は大きく攻撃への足が出ない中、先ほどくらったビンタが栄養ドリンクのようにじわじわと効いてきたのだろうか、嚴のローやパンチに少し勢いが出てきた。お互い打ち合いを拒むように掴み合うが、嚴はそこから右ひじを國吉選手にヒットさせる。(左下写真)國吉選手はもう完全に足が止まる。リング下からの会長の恐ろしい口攻撃に嚴は國吉選手に最後の力を振り絞って攻撃し返す。


そう、嚴にとっての強敵は國吉選手ではなかったのである。

 
 

↑やはりさまになります。

 

エキシビジョンマッチ

伊原代表  VS  オームシン・シットクヴォンイム

勝者:伊原代表!?
判定3-0(ジャッジ=三者100-0)か!?

 
元WKBA世界ウェルター級王者伊原信一会長と現役泰国プロムエタイ協会ウェルター級王者の夢の対戦が今回行われた。試合は圧倒的に伊原会長の反●勝ちとなる!?この濃い試合内容はブログでご覧下さい。

 
 

↑前蹴りハイキック

↑左ストレート
 

第9試合 日本ウェルター級 3分3R

タカオサミツ  VS 佑斗(治政館)
勝者:タカ
1R 2:20 KO(佑斗が左ストレート、右前蹴りハイキック、左ストレートでダウン3)

タカの試合というのは実に面白い。あの雰囲気からして想像もつかない試合展開になるからだ。今回は得意なキックだけでなくパンチからダウンを奪うなど新たな才能を開花させた。

1R、佑斗選手のパンチでタカの頭を揺らしたが、ガードでそのダメージは緩和された。一方、タカの静かなる威圧が相手をコーナーに追い詰め右ハイキック、右ストレートから左ストレートでダウンを奪う。その直後、相手に歩み寄り顔めがけて右前蹴りハイキックでまたしてもダウンを奪う。(左上写真)普通なら駄目押しの飛び蹴りしそうなものだがタカは落ち着いて歩み寄った。タカは「あれ!?」とあまりに簡単にダウンが奪えてしまったために意味不明な喜びのステップを踏み、リング下の関係者から「うかれるな!!」のジェスチャーで注意される。

佑斗選手はそれでも、パンチを狙って応戦するがタカの静かなる威圧でまたしてもコーナーに追いやられヒジをくらって崩れおちる。その後、佑斗選手がボディをだしたところにタカが右ストレートを合わせかすり、続けて佑斗選手が左アッパーを出したところにタカが左ストレートでダウンを奪う。(左下写真)

タカはいつの間にかとてつもなく強くなっていた。
このまま、うかれることなく王者に向けて突き進んでほしい。 そして、タイトルマッチでも今回のような圧倒的な試合を見せてもらいたい。

 
 

↑左ストレート

 

第10試合 日本ライト級 3分3R

マサル(トーエル) VS 石原裕基
ドロー(ジャッジ=30(石原)-29、30-30、30-30)

 
1R、お互いローキック、ワンツーと全く互角な戦いを見せる。マサル選手は前大会でランクを6位に下げたとはいえ以前、1位まで登りつめた手ごわい相手である。さすがに石原をなかなか近づけさせないオーラがマサルを囲んでいた。

2R、お互いパンチ技を得意としているだけになかなか攻撃の糸口を見つけられない状態が続く。そのため、パンチ連打から掴みあいになってしまう。両者何のダメージも与えられず終了。

3R、攻撃に変化をつけて来たのはマサル選手であった。 ミドルキックを多分に含んだその攻撃に石原はあくまでもパンチで応戦。しかし、キックの間に入り込んでパンチを入れてくる石原(左写真)にマサル選手は掴みあいを余儀なくされる。

しかし、ここまで互角な試合をする展開というのもめずらしい。お互いきっとKOを意識しすぎたのだろうか。石原は以前石井王者とすばらしい戦いを見せた時の必死さがあれば勝てたかもしれない。

 
 

↑天を突き刺すハイキック
↑決定的なヒジ

 

第11試合 日本フェザー級 3分3R

菊地剛介  VS  岡田武士(トーエル)
勝者:菊地
3R 1:01 TKO(ドクターストップ。岡田が菊地のヒジで頭をカット)
 
1R、岡田選手のスピードあるパンチはすばらしかった。菊地の得意のローキックをほとんどもらわず懐に入ってパンチを出してくるのだった。しかし、さすが菊地は掴み合いからの倒しで相手の戦力、勢いをなくす。

2R、岡田選手の勢いのあるパンチ攻撃で始まり前半はほぼ1Rと同じ展開になるが、疲れとともに菊地のローも警戒してかバランスを崩し始める。そして、徐々に菊地のローが目立ちはじめた。中盤菊地のハイキックが音を立てて岡田選手の首に入った後から菊地のペースになる。(左上写真)菊地のワンツーからのローに必死に足を上げて逃げる岡田選手。そして、ローを警戒するあまりバランスを崩し菊地の正確なパンチをもらってしまう岡田選手。

3R、岡田選手はそれでも果敢に飛びかかるようなパンチ攻撃をしてくるが、それを逆手にとって菊地はヒジを入れる。その後も岡田選手の勢いを利用してヒジ。それによって岡田選手の頭がカットされTKO。

菊地の臨機応変な攻撃、持ち味のローを基点とした多彩な攻撃や試合運びを見ていると負ける気がしない。

 
 

↑カウンター
↑接近戦での右ストレート

 

第12試合 セミファイナル 日本ミドル級 3分3R
   
松本哉朗(藤本) VS 後藤龍治
勝者:松本
判定3-0(ジャッジ=30-29、30-29、30-27)

 
1R、松本王者のスピードと威力あるパンチとローキックが炸裂する。後藤はガードと立ち回りで回避するがその威力に翻弄されて、ダメージをもらっているような場面が目立ってしまった。

2R、後藤は前に前に出る姿勢で松本王者の勢いを封じ1Rのような一方的な試合をさせなかった。そして、したたかに王者の首をカウンターで狙い(左上写真)、TITANS3rdでも見せた得意の接近戦による打ち合いでペースを掴み、松本王者の勢いを封じた。(左下写真)

3R、王者が完全に勢いを増して倒しにかかって来た。それにより、後藤はヒジやストレートをもらってしまうが決定的なダメージにはならず、応戦する。

しかし、後藤にはほとんどダメージはなかったと思われるが松本王者の迫力ある様相に採点が傾いてしまった非常に悔しい結果だった。

 
 

↑おめでとう深津選手

 

第14試合 メインイベント 日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R★

深津飛成  VS 蘇我英樹(市原)
勝者:深津
判定3-0(詳細後日)

 
深津選手おめでとう!!このおめでたい詳細内容はブログをご覧下さい。


 

 
 
 
 
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